
#4 サイクロンの乗り心地: Learn English
最初に少しくるくる回って、次に家が大きく傾いたあと、
ドロシーは、自分がやさしく揺らされているように感じた。揺り籠の中の赤ん坊のように。

最初に少しくるくる回って、次に家が大きく傾いたあと、
ドロシーは、自分がやさしく揺らされているように感じた。揺り籠の中の赤ん坊のように。

屋根裏部屋も、地下室も、何もなかった。
サイクロンセラーという地面に掘られた小さな穴だけはあった。家族はそこに避難できる。進路にある建物を押しつぶすほどの、巨大な竜巻が発生した場合に。

『私は不思議に思わない。暗く人通りのない街路をさ迷っている間に、二時間半が経過していたことを。
私の唯一の驚きは、その夜、駅を見つけられたことだ。
いや正確には、駅の近くで警官を見つけたのだ。その警官が私に道を教えてくれたのだ』